ご覧いただきありがとうございます、日本でも増えてきましたね
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イスラム教徒さんへの食事は稀にありました
しかしながら留学生の中にはイスラム教徒さんの方々もおりますので参考にさせていただき、メニューを組んでいた覚えがあります
baklava
バクラヴァ: パイ生地にナッツやドライフルーツを詰め、シロップをかけたお菓子
引用:https://halalmarket.tokyocamii.org/products/baklava-with-pistachio-elit-halalbaklava
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あなたがたに禁じられているものは、死肉、血、豚肉の肉、そしてその肉にアッラーの名が唱えられなかったもの、絞め殺されたもの、殴り殺されたもの、突き殺されたもの、転落したもの、角で突かれたもの、他のかみ合い死んだもの、そして野獣が一部を食べたもの、ただし、あなたがたが屠殺したものは除く。また、石像の上でいけにえにされたものも禁じられている。」

(クルアーン第2章168節)

イスラム教徒の食事:ハラールとハラムの詳細

イスラム教徒の食事には、「ハラール」と「ハラム」という2つの重要な概念があります。

ハラールフードとは

ハラールフードとは、「許されている」という意味のアラビア語で、イスラム法に基づいて食べることが許されている食品や飲み物を指します。イスラム教徒にとって、ハラールフードを食べることは、宗教的な義務とされています。

ハラールフードの原則は以下の通りです。

動物性食品

  • 許されている動物: 反芻動物でひづめが二つに分かれているもの(牛、羊、ヤギなど)
  • 屠殺方法: イスラム法に基づいた方法で屠殺された動物のみ
    • 屠殺者はイスラム教徒であること
    • 鋭利な刃物で動物の首を素早く切る
    • 動物が苦しまないよう、できるだけ苦痛を軽減する
  • 禁止されている動物: 豚、ウサギ、ラクダ、犬、ネコ、猛禽類、昆虫など

魚介類

  • ウロコとヒレがある魚のみ
  • 貝類、エビ、イカ、タコなどは禁止

その他の食品

  • アルコール飲料は禁止
  • 血液、脂肪、内臓の一部は禁止
  • 植物性食品は基本的に許されている

ハラルマーク

ハラルフードには、イスラム機関によって認証された「ハラルマーク」が付いていることが多いです。ハラルマークは、ハラールフードであることを保証するものです。

ハラルフードの選び方

ハラルフードを選ぶには、以下の点に注意する必要があります。

  • ハラルマークが付いているか確認する
  • 食品の表示ラベルをよく確認し、ハラム食材が含まれていないことを確認する
  • 信頼できる販売店で購入する

イスラム教徒への配慮

イスラム教徒と食事をする場合は、以下の点に配慮することが大切です。

  • ハラルフードを提供する
  • アルコール飲料を避ける
  • 豚肉や豚肉製品を使用しない
  • 調理器具もハラール専用のものを用意する
  • 食事前に手を洗う
  • ビスミッラー(アッラーフの名によって)」と唱えてから食事を始める
  • 食事後に「アルハムドゥリッラー(アッラーフに感謝します)」と唱える

ハラルフードに関する情報

ハラールフードの例

  • 牛肉
  • 羊肉
  • 鶏肉
  • 魚介類(ウロコとヒレがあるもの)
  • 乳製品
  • 野菜
  • 果物
  • 穀物
  • 豆類
  • ナッツ類
  • ハチミツ

ハラムフードの例

  • 豚肉
  • ウサギ肉
  • ラクダ肉
  • 犬肉
  • 猫肉
  • 猛禽類
  • 昆虫類
  • 貝類
  • エビ
  • イカ
  • タコ
  • アルコール飲料
  • 血液
  • 脂肪
  • 内臓の一部

ハラールフードに関する注意点

  • ハラルフードの基準は地域や宗派によって多少異なる場合があります。
  • ハラルマークが付いていない食品でも、イスラム法に基づいて生産されたものがあればハラールフードとなります。
  • ハラルフードに関する疑問点は、イスラム教徒に直接尋ねるか、信頼できる情報源を確認することをお勧めします。

これだけ見るとユダヤ教のコーシャとハラールは似通ってますのでもう一度比較を

コーシャとハラールの違い

コーシャとハラールは、どちらも宗教的な食事規定ですが、いくつかの違いがあります。

  • 宗教: コーシャはユダヤ教の規定であり、ハラールはイスラム教の規定です。
  • 動物: コーシャでは、反芻動物で偶蹄類である動物のみ食べることができますが、ハラールでは、反芻動物であれば偶蹄類である必要はありません。
  • 屠殺方法: コーシャでは、専用の屠殺者によって、迅速かつ苦痛のない方法で屠殺する必要がありますが、ハラールでは、誰でも神の名のもとに屠殺することができます。
  • 禁止されている食品: コーシャとハラールでは、禁止されている食品が一部異なります

    項目コーシャハラール補足
    宗教ユダヤ教イスラム教
    動物反芻動物で偶蹄類 (牛、羊、ヤギなど)反芻動物であれば偶蹄類である必要はない (ラクダも可)豚、ウサギ、犬、ネコ、猛禽類、昆虫などはどちらも禁止
    魚介類ウロコとヒレがある魚のみウロコとヒレがある魚のみ貝類、エビ、イカ、タコなどはどちらも禁止
    屠殺方法専用の屠殺者による迅速かつ苦痛のない方法神の名のもとに屠殺どちらも動物の苦痛を最小限に抑えることが求められる
    禁止されている食品豚肉、ウサギ肉、貝類、甲殻類、昆虫、血液、脂肪、内臓の一部豚肉、ウサギ肉、貝類、甲殻類、昆虫、血液、脂肪、内臓の一部アルコール飲料はどちらも禁止
    その他乳製品と肉製品は一緒に食べてはいけない乳製品と肉製品を一緒に食べるのは問題ないハムやソーセージなどの加工品は、製造過程に問題がなければ可否が分かれる
    認証コーシャマークハラルマーク認証機関によって基準が異なる場合がある


    詳細解説

    • 宗教: コーシャはユダヤ教の食事規定であり、トーラー(旧約聖書)に基づいています。一方、ハラールはイスラム教の食事規定であり、クルアーン(コーラン)に基づいています。
    • 動物: コーシャでは、反芻動物で偶蹄類である動物のみ食べることができます。これは、レビ記11章に記載されている規定に基づいています。一方、ハラールでは、反芻動物であれば偶蹄類である必要はありません。ラクダもハラールフードとして認められています。
    • 屠殺方法: コーシャでは、専用の屠殺者(ショーヘット)によって、迅速かつ苦痛のない方法で屠殺する必要があります。これは、動物への敬意と苦痛の最小限化を表しています。一方、ハラールでは、誰でも神の名のもとに屠殺することができます。ただし、動物に苦痛を与えないようにする必要があります。
    • 禁止されている食品: コーシャとハラールでは、禁止されている食品が一部異なります。どちらも豚肉、ウサギ肉、貝類、甲殻類、昆虫などは禁止されていますが、血液、脂肪、内臓の一部については、解釈の違いがあります。
    • その他: コーシャでは、乳製品と肉製品を一緒に食べてはいけないというルールがあります。これは、レビ記11章29節に基づいています。一方、ハラールでは、乳製品と肉製品を一緒に食べるのは問題ありません。
    • 認証: コーシャとハラールフードには、それぞれ認証マークが付いています。コーシャマークは、ラビ(ユダヤ教指導者)によって認定されます。一方、ハラルマークは、イスラム機関によって認定されます。認証機関によって基準が異なる場合があるため、注意が必要です


    ハラール認証マーク
    ハラール認証マークは、イスラム法に基づいて生産された食品であることを示すものです。イスラム教徒は、ハラール(許容される)食品のみを食べることを義務付けられています。ハラールではない食品は、ハラム(禁じられている)と呼ばれ、イスラム教徒は摂取することができません。

    ハラール認証マークには、様々な種類がありますが、最もよく知られているものは次のとおりです。


    ハラルマーク
    :
    世界中で広く認知されているハラール認証マークです
    ISA Halal certification logo (circle)ISA Halal certification logo (triangle)
    JHAマーク: 日本で最もよく知られているハラール認証マークの1つです
    MSマーク: マレーシアで最もよく知られているハラール認証マークの1つです
    MS Halal certification markの画像

    まとめ

    コーシャとハラールは、どちらも宗教的な食事規定であり、動物、魚介類、屠殺方法、禁止されている食品などについて、いくつかの重要な違いがあります。これらの違いを理解することは、ユダヤ教徒やイスラム教徒との食事の際に尊重し、配慮するために重要です


    参考情報




     
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